君としてるのは恋じゃなくて。




「なんで知ってんだよ……。」



「知ってるんじゃなくて、バレバレなの!」



高梨は不服そうな顔をする。



「ねえ、高な…「オーイ、席つけー!!」



会話の途中で先生のHRの掛け声にかき消された。




諦めて私が前を向こうとすると、

高梨が小さく呟いた。



「……俺の部活終わったら、話させろ。」



「ハ……!?」



私が高梨の方を向いたときにはもう高梨は机に突っ伏していた。



『話させてください』だろーが!!





< 13 / 262 >

この作品をシェア

pagetop