君としてるのは恋じゃなくて。
よしっ!
早く終わらせて、遥の部活見るぞー!
私はせっせと作業をこなしていく。
早く……。
早く……。
***
意外と集計は大変で、
まとめ終えて先生にプリントを渡した時には17:00を過ぎていた。
やばっ
部活終わるまであと1時間しかないじゃん!
私は教室に戻り、
ペンケースなどを鞄に詰める。
ふと窓の外を見ると、
グラウンドで練習している遥を見つけることができた。
「そういえばここから見えるんだった……。」
手の動きを止め、
遥が走る姿を目で追う。
カッコいいな……。
ヤバ。
眠くなってきた……。
教室来るって言ってたし、
ここで待ってていいよね……。
ちょっとだけ!
ちょっとだけだから、
居眠りしちゃえ!
机に顔を伏せ、
重たかった瞼をゆっくりと閉じた。