君としてるのは恋じゃなくて。
日が……
長くなったな……。
今朝からどうでもいいことばっか考えちゃう……。
「保科」
背後から聞こえた声。
振り返るとそこには高梨がいた。
「部活、終わったの?」
「ああ。」
「お疲れ。」
「……。」
会話……続かないし。
ていうか、そっちが呼び出しといて
なんで話切り出さないの!?
「あのー……。高梨……?」
「お前……柴崎のこと好きだったんだろ。」
「……。」
意外。
気づいたんだ。
「好きだったんじゃない。
今も好き。」
高梨は目をまんまるくして私を見た。