君としてるのは恋じゃなくて。
「遥はいつか誰かに刺されるよ……。」
「ハァッ!?
こえーこと言うなよ!」
「フハハ……。」
「笑うな。」
「いって!!」
すぐぶつし……。
「……もう遅いし、送る。
早く歩け。」
はたかれた頭をさすっていると、
遥が急にそんなことを言い出した。
「ハ!!?
今までそんなことしたことないくせに!」
「もう日短くなったからだっつーの!
文句言うな。
送んねーぞ。」
「分かったよ……。」
私は大人しく遥の後を着いて歩いた。