君としてるのは恋じゃなくて。





花壇の横に腰を下ろし、


数学の問題集を広げる。




もうすぐ2学期の期末試験だもんね!



恋にばっかりうつつをぬかしてられない!





しばらく集中して問題を解いていたら、


すぐに下校のチャイムが鳴る時間になった。




ってことは……




顔を上げて中庭への入り口の方向を見る。




「は、遥!!

い、いつからそこに……!?」



そこには腕組みをしながら楽しそうに私を見る遥の姿が。




真剣な顔見られたの……!?


恥ずかしい……。






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