君としてるのは恋じゃなくて。




「今さっきだよ。


早く帰るぞ。怒られるから。」



「分かってる……。」




問題集をカバンの中にしまい、


急いでスカートの汚れを払った。




遥は全然普通なのに……。


私ばっかり慌ててバカだ。




「ご、ごめんね……。」



「はぁ……」




た、ため息つかないでよー!!





「は、早く行きましょう。」



「お前、意外とヘーキなのな。」



「え、ハ!?」




ものすごい心臓バクバクなんですけど……。




「いつも通りじゃん。」




そうか。



私はいつも心臓バクバクなんですね……。



確かにそうだ(泣)






< 199 / 262 >

この作品をシェア

pagetop