君としてるのは恋じゃなくて。
「遥……この調子だと70点行けるかも……」
「そりゃよかった。
もう満身創痍みたいだけどな。」
「…………」
「芹?」
「え、何?」
遥はハーッとため息をつくと、
私のおでこを冷たい手のひらで触った。
「な、何!?」
「……熱はないか。」
「熱なんてあるわけないじゃん!」
「お前、今日は寝ろ。」
「え、でも……」
「沢北が許しても俺は折れないから。」
70点以上って言ったの遥じゃん。
「……っおい、聞いてんのか。」
「…………」
「芹?」
なんか……
疲れた……かも。
そこで私の記憶がプツリと途切れた。