君としてるのは恋じゃなくて。




ここはどこだっけ?



勉強……


クリスマス……




遥。














目を開けると、見慣れた天井。




私の部屋だ。




どうやって帰ったんだっけ。





のっそりと体を起こすと、

私の勉強机に座っている人影が見えた。




「……はる?」



はは……

私幻影まで見てるし。




その人影は私の方を向き、

立ち上がってベッドの側へ歩み寄ってきた。




「元気になった?」




妙に鮮明だな……。


まるで

本物みたい……。



って、え


本物!!?




「は、遥!!?

なんで私の部屋に?

せ、セクハラ!変態っ

何見たの!?パンツとか見た!?」



「パンツとか色気なく言ってる時点で見たくねーよ。」




嘘でしょ……。

まさか私倒れたの……?





< 211 / 262 >

この作品をシェア

pagetop