君としてるのは恋じゃなくて。
キス……
2回目。
遥の大きな手は私の手を強く握った。
「…ッハァハァ……」
荒々しいキス……
最初の時とは違う。
遥、私が無理するから怒ってるんだね。
すずにもいっぱい心配かけて悪いことしたな……。
「分かった。寝る。」
「ん……」
よくよく考えたら今私の部屋で二人きりなんだよね……。
しかも私ベッドの上で押し倒されてキスしちゃったし……
これっていかにも恋人同士っぽい雰囲気じゃんっ!
「じゃ、おやすみ。」
「え、ま、待って……」
起き上がり、遥の服の裾を掴むと、
不機嫌そうに私の方を振り返った。