君としてるのは恋じゃなくて。
「何。」
「え、あの、もう少し……」
そりゃ遥だって勉強したいよね。
遥の不機嫌顔を見てから引き止めたのを後悔した。
「そういうのはクリスマスで、だろ。」
「ん……」
でも……ちょっと寂しいじゃん。
少しだけでいいから触れていたいんだもん。
「ハァ……
こういうトコでそういう誘惑しない方がいいよ。」
「ゆ、誘惑とかじゃないもん!」
「次したら襲うから。」
「な、何言ってんの!?
ば、バカじゃないの!」
動揺しまくる私に、
遥は楽しそうに笑って軽くキスをした。