君としてるのは恋じゃなくて。
「ちょっとこっち来い!」
遥に手を引かれ、階段の裏に連れていかれた。
「お前……なんで泣くんだよ。」
「ク、リスマスっ……
あんなに…頑張ったのに……
ダメだった……。
自分が情けないよ……」
「芹、俺、もともとお前がどんな点数でもクリスマスはデートするつもりだったから。」
「え……」
意味がわからず、思わずまぬけ面で遥を凝視する。
「じ、じゃあ…なんで?」
「彼女がバカすぎるのは嫌だから。」
「今回遥の方が点数低かった。」
「そうだな。」
「…………
死ね。」
「ハァッ!?」
「遥のバカ!
意地悪にも程があるよ!
私の気も知らないでっ……うっ……」
もー!
また涙が出てくるし!
これ以上遥に泣き顔見られるなんてムカつく……!