君としてるのは恋じゃなくて。
"ピンポーン"
き、来た!
なんとか準備も間に合い、
急いで下に降りた。
うわっ
お母さんがインターホン出てるし!
お母さんがニヤニヤしながら「いってらっしゃーい」と言って手を振ったきた。
中学生か!
「行ってきます……」
照れながらも家を出て、
遥の隣に駆け寄った。
久しぶりの遥の匂いがする。
「やっほー。」
遥は何も言わず、なぜか私の頭を撫でた。
「寒いね。」
「雪降るかもな。」
他愛もない話をしながら神社へ歩いた。
「結構人いるな。」
「うん。」
神社には家族連れやらカップルやらいろんな人が来ていた。