君としてるのは恋じゃなくて。




「あ、小吉じゃん!」



「ビミョーだな。」



「ビミョーだね。」




自然と『恋愛』のコーナーに目が行く。




『心和やかにせよ。
相手に尽くせ。』




「プッ…

相手に尽くせだって!」



「なんだこれ。

いっつも尽くしてるわ。」



「足りないんだよー!」



「じゃああったかい飲み物でも買ってくるかな。」



「ホント!?やった!」




遥は私の頭を軽くはたいて自販機の方へ歩いていった。





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