君としてるのは恋じゃなくて。




私もおみくじ見よーっと。




引いたおみくじを開いてみると、

私のは中吉だった。




やった!

遥よりいいじゃん!



変なところで競ってしまう。




恋愛は、っと……


『急がず待て。
必ず実る。』





必ず……

実る……。




私の願い……





『遥とずっと幸せでいられますように。』





叶うの……?



なんだか照れくさくなって、

私はおみくじをしまった。




その時ちょうど遥が缶を持って帰ってきた。




「ほれ。」



「ありがとーっす。」




遥からあったかいココアをもらい、

プルタブを開けた。




お腹に温かい液体が流れ込み、

全身が温かくなるのを感じた。





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