君としてるのは恋じゃなくて。
「なんで!?」
「実は俺、郊外から3時間かけて来ててさ。
もう帰る手段ないんだよ。」
「そんなん知らないし。
それならなんで早く抜けないの!」
「いつもはそうしてるんだけどさ~、
今日は話に熱中しちゃって…。」
「じゃあ他の男の人の家に行って!
なんで私だよ。」
「せっかくなら女の子の家がいいなぁ、と思ってさ。」
「悪いけど、そんなバカに付き合ってる暇ないから。バイバーイ。」
私は半井に手を振って、家に向かった。