君としてるのは恋じゃなくて。
「ご、ごめん!遥!
コイツ…コイツね、半井。
テニサーの人で、ふざけて付いてきちゃって…」
「さっき泊まるとかなんとか…」
「そ、それは…」
もー!バカ、半井!
面倒なこと大声で話すなよ!
「保科、同棲してたの?」
「そう。さっき黙ってたのは悪かったけど、こういうことだから、他のとこ探して。
あ、あと…このことはあんまり言わないで…ください。」
「ちぇー
分かったよ…。」
半井は「すいません」と遥に会釈して帰ろうとしたが、
遥は「おい」と低い声で半井を呼び止めた。