君としてるのは恋じゃなくて。
「じゃあまた明日ね、芹!」
「うん、バイバイ!」
そう言うと、
沢北たちは帰っていった。
その後ろ姿を俺達はしばらく眺めていた。
「……あ、えっと……着替えてきていいよ。」
「ああ。」
俺は芹を置いて更衣室へ向かった。
なんか悲しさより虚無感が体の中に広がっていく。
悔しいけど似合ってた。
柴崎は頭良いことで有名だし、
沢北に釣り合ってる。
考え事をしながらノロノロと着替えを済ませ、
芹の元へ戻った。