君としてるのは恋じゃなくて。




きっとまた頭がおかしくなったんだ。


私はまた頭を横にブンブン振る。


「お前……何やってんだ……。」



遥があきれぎみにそう言った。



「いや、なんでも……」

「あ、芹と高梨くんだ!」



声に反応して、私は遥から目を反らした。



「す、すず……!」


「二人もカフェテリアでお昼食べてたんだ!

昨日は気づかなかったよー。」


「うん。そうなんだ!実はね……エヘヘ……」



すずの隣にチラッと目を移す。



柴崎くんと目が合い、
優しく微笑みかけられる。



ドキッッッ!!



か、カッコいい!!






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