君としてるのは恋じゃなくて。




「酔ってんだろーが!」


芹の頭をひっぱたき、

斎藤から引き剥がした。



「ちぇっ、なんだよー」


斎藤がつまんなそうに俺を睨むから、

斎藤の頭もひっぱたいた。




ジュースを持ってきた男子に

「お前、酒持ってきたのかよ。」

と詰め寄る。



「いや~、夜に俺らだけで飲もーと思ってて……」



「学校行事に酒持ってくんなよ……」


「ワリー!」



こいつ、もう既に酔っぱらってるし。



ついでにそいつの頭も殴って、

芹の元へ近づく。



「おい、大丈夫か?」


「うっせー!よくもぶったな!」



芹が俺の胸を殴ってくる。



コイツ……力弱っっ



芹の隣には心配そうに見ている沢北がいた。





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