だいち、





「......理沙?」


「...大地は、そのままOKしちゃったの?」


「え?」


「別れようって言われて、アッサリOKしちゃったの?」


「...ううん。最初は嫌だって言った。数日、嫌だってダダこねてた」


「......」


「...でも、それが彼女を困らせてるんだって思ったら、悔しいけど...別れるって言った」


「......」




なんで。








「...なんで...」


「理沙?」


「なんで...笑ってんのよ......?好きだったんでしょ?1年片思いして、やっと付き合えたんでしょ?
それが、たった数ヶ月で別れて、しかもその理由が〝自分のしたいことに専念したいから”ってくだらない理由で...!」


「......」



「そんなに簡単な気持ちだったの?彼女さんは、本当に大地が好きだったの!?」


「理沙」


「好きだったら別れようなんて言わないじゃない、そんな一方的な振り方しないじゃん!...っなんで...」


「理沙」


「...っ!」







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