だいち、
「...もうスッキリした!大丈夫だから」
「...そっか」
「理沙のおかげだな」
「......」
「...だからさ、理沙も」
「...」
「......なんかあるんなら、俺に言えよな」
「...」
「俺だって理沙の支えになりたい」
「......大地のくせに」
「ははっ」
「...うん、ありがとう」
「......ん」
大地はにっこりと笑いながら、こちらを振り向いた。
「...っ」
外の灯りに照らされて、その笑顔がいつもより優しく輝いていた。