だいち、











目に映ったのは、赤黒い、なにかと、それに濡れて倒れてる、誰か。






「.........だ...」









血まみれになって倒れてる、大地だった。








「......え...え......やだ、なに...?」




全く状況が理解出来ず、あたしはただ、うわ言のように「嫌だ」と繰り返していた。




何があったの?

あたしの背後で、何が起こったの?






「......や...っ、やあああああああっ!!!」















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