だいち、
ねえ、大地。
大地。大地。大地。
「...あー...理沙は......可愛くねーよな...」
「...っ」
「幼馴染なんだから、さ...もっと、俺に、頼って...欲しかった...」
「...大地」
「教えろよ...なに、隠してる...?」
「......っう...あっ、あああっ...」
「泣いてちゃわかんねーだろ...?なんだよ、背中でも、撫でてやろ、うか...?ははっ...」
「...なんで、笑ってんのよ...っ」
「......お前が、素直に...なんねーからだよ...」
「...っ」
「......り、さ...」
苦しそうに笑う大地を見て、胸の奥がぎゅうっと、今までとは比べ物にならないくらいに締め付けられた。
息が出来ない。
震える。
涙で視界が霞んでゆく。頬なんか、もうビショビヨだろう。
こんな顔を見られてるなんて、恥ずかしい。