だいち、
「...ずっと...ずっと」
「......ん...」
「いつからか、本当に覚えてなくて、...一緒にいたときも、離れてたときも、...彼女、いたときも、本当はずっと......っ...ず、っと......」
「......」
ありきたりな言葉しか出てこない。
本当はもっともっと、言いたいことがあって、でも、あたしの知ってる言葉じゃそれが伝えられなくて
あたしは本当に、どこまでも情けない人間だ。
こんなときになって、ようやく素直になれるなんて。