うつくしいもの
その夜から
優雅は毎日のように、
私の部屋へと来るようになった
告白されたその夜
私の部屋で優雅とキスをして、
セックスもした
優雅は全てが初めてで、
私も初めてみたいなものだからか
なかなかその行為が上手く行かなくてベッドの上で二人、
顔を見合わせて何度も笑った
「――菜々花、好きだよ」
「うん」
2回目でも、初めての時みたいに凄く痛かったけど
涼雅との時みたいに、
ただ痛いだけじゃなかった
幸せだと、満たされていた
そして、優雅も私の痛みを同じように感じてくれているようだった