うつくしいもの


「そうだけど……」



なんで、涼雅は私を庇ってくれるのだろうか?



でも、それは私だけじゃなくて、

優雅の事も庇っているのかもしれない




もし本当の事を話したせいで、

マスコミとかに今回の事を大きく取り上げられて、

優雅に迷惑が掛かるんじゃないか、って



下手したら、
歌の盗作の事だって……




そうやって、
私が思いたいだけかもしれないけど



少しでも、私は罪の意識から逃げたいのかもしれない





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