神と新撰組……1
菊花父=あっ?!お前は……




菊花の父親の元。








=………お前、菊花をどうするつもりだ?











菊花の父は、顔を青くしていた。




菊花父=きっ……貴様には関係無い。






私は目を細め菊花の父を睨み付けた。







=……関係無いだと?元々菊花は、
我の巫女姫、それを合意無しに奪ったわ主らだろ!!!それを関係無いだと?どの口が言うか!!!








私は菊花の気持ちも考えず、見知らぬ男の元へ嫁がせようとするこの男が、
腹立だしくて堪らない。








すると其所へ一人の女がやって来た。




菊花の母だ。菊花の母は私を見て驚いて居た。そして父と同じく顔を青くしていた。







=……主らはどの時代でも最低だな、
菊花は我等に返してもらう、そして
この地より出て行く……








私は菊花が待つ場所へ歩いて行った。









菊花の父母は、その場に立ち尽くして居た。






━━━━━━━━━━━緋桜の家


家にたどり着いた私は、菊花の居る部屋へ入った。








バサリ






部屋へ入る時の簾をずらした







菊花=?!緋桜様!何処へ行ってたのですか!……私を……一人にしないで
……下さい…








菊花は私の姿を見て涙を流ししがみ付いた。







私は菊花を強く抱き締めた。








=心配するな、此からはずっと一緒だ







そう微笑んでやると、菊花は私を見上げ、自分の唇を私に押し付けた。









菊花=…んっ……

=………んっ………菊花、少し待て、
話さないといけない事が有る。









菊花は少し残念そうな表情して私を見た。




< 29 / 60 >

この作品をシェア

pagetop