神と新撰組……1

私は二人が待つ場所、甘味処へ急いだ。

すると其処には人集りが合った。

私は人集りを掻き分け前に進んで行った。

其処には、浅葱色の羽織りを纏った男達が居た。

よく見ると、二人の前に立つ2人の背の高い男と背の低い１人の男、

二人は怯えと恐怖の顔だった。

私は二人と3人の間へ入った。

3人の男達は、私を睨み付け刀を抜刀し、私に突き付け言った。

???「貴様ら何者だ？長州の間者か？」

私は二人を護るように前に立った。

すると二人は、私の羽織りの裾を掴み
安堵の表情をした。

私は1度二人の方へﾁﾗっと見て相手の方へ向き直った。

『違う、この子達は、我の娘みたいな者だ。
それと、話が変わるが、其方達は武士であろう、この様なもの小さき子達に刃を突き付けるとは、どうゆう神経している、武士とも有ろう者が情けない
』

前に立つ髪の長い男は目を見開いてた。

するともう１人の男が笑いながら（っと言っても目が笑っていない）言った。

???「あはは、土方さん言われていますよ？」

土方と呼ばれた男は、笑って居る仲間を睨み付け言った。

土方「馬鹿野郎！！笑うな！」

そしてもう一人の背の低い男が前に出て来て言った。

???「土方さん、総司、喧嘩している場合じゃ無いって。」

すると土方は、眉間にシワを寄せて私達を睨み付けながら言った。

勿論刀を私達に突き付けたまま。

土方「もう一度言う、てめぇ等は長州の間者か？」

私は相手を見据えながら言った。

『違うと言うとろうが！』

すると今度は、総司と呼ばれて居た男が、刀を抜刀して紫乃に突き付け言った。

私はそれを見て男達にかなりの殺気を向けた。

3人の男達はそれを感じ顔色を変えた。

那岐は紫乃を後ろへとやり、自身を盾にした。

すると土方とやらは私を睨み付け言った。

土方「どう言うことか、この殺気、ただ者ではないだろう。それにその二人が着ている物も怪しい。」

総司と呼ばれた男も言った。

総司「それに、貴方も怪しいですし、これ程の殺気、普通は出せないはずです。ねぇ、平助？」

私はこの時彼等は新撰組だと悟った。

そして私達は、仕方なく彼等と共に屯所へと向かった。