春の短編集。
考えたくもないのにあいつの声


あいつの笑顔


あいつの泣き顔


思い出の引き出しからあいつの事が溢れ出してくる。




この感情がなんの感情かはまだ認めたくないけど




この感情が露わになるのはそう遠くないと思う。




「先輩…好きです。」


まだまだだけど


気付きたくない。


よりによってこんな鬱陶しいやつ。




でもなぜか


あいつが横にいるのが当たり前になる日がくると


思うんだ。




鬱陶しいやつ。end



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