春の短編集。
時間が刻々と過ぎて行きます


恐らく彼は来てくれないでしょう


最後に手紙に思いを綴ります。


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良さん。


初めてあなたに出会ったのは確か高校二年生の頃でしたね。

出会ってから8年目になろうとしてます

記念日は毎年一緒に過ごしていましたが、

今年は過ごせそうにありませんね。

貴方との結婚生活、私にとって夢のような時間でした

今でも、もしあの頃私が貴方を繋ぎとめていたら

未来が変わっていたのかな。なんて考えたりしております。

貴方は私にとって掛け替えのない人です。世界で最も愛しております。

ですから、どうか幸せになってください。二人で笑顔で歩んでください。

最後に、幸せでした。ありがとう。
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