春の短編集。
冴木フミだった。



「ひぇっ、もう、ビックリしまじた」



「ククッ…何その声、あと噛んでるよ」



「驚いたの、冴木君から話しかけられるの珍しいからねー」



これは本当のこと



事実に少し傷つく



そしてそれを冴木君に言う自分が惨めになる



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