春の短編集。
夫婦と呼ばれて嬉しい気持ちがあったから



冴木君はどう思ってるだろう



なんて



少し彼の顔を伺って見た



その顔はほんのり赤くて



今にも何か言いたげ



…私と夫婦扱いされるのが



顔を赤くするほど恥ずかしいのか



そして、言葉を練って反論しようとしているのか



どの道



私となんて嫌なんだろうな
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