The Last Love-最後の恋-




――-高校に進学するなら県立高校がいい。


そう考えて受験した県立高校に落ち、併願していた私立高に進学が決まった中3の春。




私は、周囲からみても明らかに分かるほど落ち込んでいたし、すさんでいた。






サクラを咲かせることができなかったことを引きずったまま、高校の入学式を迎え、

そしてそのままのすさんだ状態で高校生活がスタートした。




そのため、クラスでは友達もできず、授業中は上の空。






そんな毎日を1ヶ月ほど送った時、彼と本当の意味で『出会った』んだ。








彼、卯月幸太先生に。







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