The Last Love-最後の恋-
彼は情報科の担当で、
情報系の勉強や操作がわりと周りよりできていた私は、彼の授業がつまらかなかった。
そんな卯月先生の授業は、私はいつもヤル気なさげに受けていた。
そんな態度をしていたら、当然、彼の目にとまるわけで。
ある日の情報科の授業が終わったあと、
私は卯月先生に呼び止められた。
「藤垣」
「なんですか」
「お前、この授業興味ねえの?」
「はい、ないです」
「おいおい、そんなバッサリいくかいきなり…」
「だって、卯月先生の授業は簡単すぎてつまらないんです。
それに、この学校自体、ツマラナイ」