はい。学生ですが?

自転車を15分位走らせていると、目的地のたま高が見え始め、他の生徒もチラチラと見え始めていた。

周りには沢山の桜の木があり、すごく幻想的に見えていた俺は少しずつ期待を持ち始めていた。

そんな時事件は起きた。

まだ休みボケが取れていなかったのか、ふと足元を見るとサンダル(キ〇ィーちゃん)
ではないか!!

「うわ!俺やっちまった!完全にこれアウトだ!どうしようか。」

今更引き返せれる時間はないし、初登校日から最高の失敗だなこれは。

校門を抜け、駐輪場に自転車を置き、ブルーの状態で教室に入る。

・・・教室に入ったはいいが何だこの静寂に包まれた空間は!!!いや、俺がサンダルだからてはなく、空気が重い。

そんな空気の中、自分の番号がふられた席へ座る。

「・・・早く終わんねぇかな。」

そう。誰にも聞こえないよう小さく呟いた。
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