真夜中の魔法使い



「うん・・」



確かに、眠る時間が短くなっていったのも夢を恐れてのことだった。



同い年のはずなのに、アキの落ち着きはどこからくるのだろう。




『ーーたぶんミナトも精神力を鍛えて欲しかったんじゃないかな。』



「な、なるほど。」




恐るべし洞察力。
何の変哲もない呪文の練習だと思っていたのに。




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