真夜中の魔法使い







長い長い、夢を見た気がする。





頭は覚醒していて、身体だけ眠っていたのだろうか。





何度も水面から上がるような感覚を味わった後、ようやく頭がスッキリしてきて、目を開けることができた。





無意識に瞬きを繰り返していると、眩しくて涙がでてきた。





それもそのはずだ。


真上には豪華なシャンデリアがかかっていて、そこかしこにキラキラと光を放っていた。




明らかに魔法の力によって威力を増幅させてあるキラキラが眩しい。





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