真夜中の魔法使い



「ご、めん・・」




バタン、と大きな音を立ててアキが天井から降ってきた。



「ちょっ、どんな入り方してるのよ!」



文字通り、転がり込むようにして部屋に入ってきたのだ。


前回の方がまだ優雅だっただけましだ。



落ちた衝撃からか、なかなか起き上がれないでいるようだ。


仕方なく、助け起こそうと近づくと、アキの異変に気がついた。




「アキ・・!」






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