真夜中の魔法使い



「触って、大丈夫なの?」



「そうだね。外す意思を持っていなければ、このネックレスは危害を加えないよ。
ミユウも触ってみる?」



「・・無理そうだから、やめとく。」



「へえ、心配してくれて嬉しいなあ!」




本当にこの人は誤魔化すのがうますぎて感心してしまう。



呪われていると知って、何故こんなに無邪気に笑えるのだろうか。




< 54 / 267 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop