真夜中の魔法使い


「相当痛いだろう」


「はい・・」


「中へ入ろう。色々試すぞ。」


「うん・・」

すっかり意気消沈したミユウは、とぼとぼとミナトの後を追って部屋に戻った。



それからしばらく赤く残った傷跡を消す実験が繰り広げられた。



痛み止めの塗り薬を使ったので痛みを感じないが、一筋縄で行かない相手に疲労ばかりが溜まっていく状況だ。


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