真夜中の魔法使い



「ん・・!?」



今、何かが確実に引っかかった。




ホッとしたのも束の間、さっきの学生の後に通り過ぎた人の「何か」にミユウの感覚が反応したのだ。




瞬間的に何かが視界を横切った感じだ。


目を閉じて神経を研ぎ澄ます。


意識を飛ばしてさっき気にかかった物の正体を探る。




キラリと夕日に光るものーー
誰かの指元で光る
指輪・・?



< 80 / 267 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop