Game Start!!
腕を組んでエッヘン!とでもいうような態度にちょっと笑いそうになった。
現実に戻す準備のため、佐山教官の指示に少しの間、待つ。
「折角会えたのにもうお別れやな」
「はい」
「ちさとちゃんは、いつでも来てええからな」
「いや、それはちょっと教官に怒られかねないので遠慮しときます」
「準備ができたぞ」
教官の声にいざ現実世界へ!
オーナーと拓馬がギリギリでなにやら話していたようだけど。
拓馬と目を合わし、現実に戻ってきて第一声。
「すいませんでしたー!!」
腰を90度以上折って、謝罪。
「たくっ本当だな」
私たちはグイっと頭を押され、厳重注意ということで終わった。