Game Start!!
「なっに言ってんの?オーナーのマネ?」
あははっと笑い飛ばす。
「ちさとっ!」
腕を掴まれ、後ろを振り返る。
真っ直ぐ、入ってくる瞳。
そんな目で…、見ないでよ……
「ずっと、好きだった」
さっきよりも大きく心臓が音を上げる。
なにより、胸の奥がものすごく熱い。
身体の力が抜け、へなへなと自然にしゃがみ込む。
「大丈夫か?具合悪いのか?」
拓馬もしゃがんで俯く私に心配そうに声を掛ける。
私は返事をするように首を左右に振った。
「私も…好き……」