蓮華亭へようこそ


※続き


あっ、ちなみに、

試験後の総合評価の実技演習で

先生に褒められました。


事前にポータブルをセットして、

内蓋を外して置いたり、

中身を確認したのは私だけだったみたい。


中には、試験中、

ご利用者役の試験官が便座に座るのに

上蓋を開けたら

内蓋があったからパニクり、

内蓋を取る為、慌てて便座を上げて

試験官はそんな事、知らないから

そのまま座ってしまったらしい。

要するに、お尻を乗せる便座が無い状態で。

後は、内蓋を取らなくてもいいかなぁ?

と思った受講生は、

そのまま座らせたらしい。

いやいや、それってマズいっしょ?


それから、ズボンを下ろしてから座るのではなく、

プライバシーを配慮するという項目があるので、

ウエスト部分を少し下ろした状態で座って頂き、

大事な部分にタオルを掛け、

ご自身で下ろせないズボンを(麻痺設定なので動けない)

膝元まで下ろさせて頂き、用をたして貰って。


この、途中までしか下ろさないのも

褒められた点だったし、

それにズボンを上げる際も

ある程度まで(太腿の辺り)上げさせて頂き、

お腹部分に手を当て(隠しているタオル上部分)

試験官に立って頂き、

その際に麻痺側に立ち、

右手はお腹、

視線はお尻や排泄物

左手は試験官の後ろ腰に添えて。

あっ、一瞬、物凄く素早くその手を離し

左手で便座カバーを閉める事も忘れず(羞恥対策)


(視線が後ろ部分になるのは)

・拭き取りが出来てるか

・排泄物の状態

・肌の状態(褥瘡や発赤)

・前からデリケートな部分を直視しないというプライバシー配慮


これらの点もそつなく熟せていたのは

――――――私だけだったみたい。


皆、何となく、

後ろも前も『介助しないと…』という

ヘルパーの勝手な思考の下

し易い角度、

し易い位置、

し易い要領でしてしまう。


まぁ、それもあながち間違いではない。

一番大事な事は、安全、安心であるから。

転倒などの危険が無いようにするのが1番なので

内容が多少劣ったとしても

最低限の事をしていれば何とかなる。

ただ、減点にはなるけどね。


私は現場(仕事)で同じような事をしているから

それを実践したまでで。

先輩から教わったように、

一つ一つを丁寧にこなし、

それかつ、相手の気持ちを最大限に考慮して。


※更に続く

 まだ読んでもいいよ~という方のみ次頁へ







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