蓮華亭へようこそ
※お付き合い下さり、感謝です。
実際、施設やデイサービスに勤務していると
流れ作業のようになったり(大人数纏めてなので)
皆が皆、同じような環境(建物)にいるので
ご利用者様(個人)への対応が一本化して来るらしい。
どういうことかというと、
デイサービスで入浴介助をするなら
一度に数人ずつ纏めて一緒に介助する。
要するに、裸のご利用者様1人だけではない。
それに対して、私がしている仕事(訪問介護)では
完全に1対1なので、
心理的にはかなり融通が利いたのかも。
始めから持つイメージが同じだけに
1人の人(個人)という概念がブレない。
だからこそ、1人1人、一つ一つ丁寧に。
だってね、『家』という
完全に相手のテリトリーの中に
厚がましくも入らせて頂き、
人には見せたくない部分だって
曝け出して貰わないとならないから。
だからこそ、こちらも
そのテリトリーに入らせて頂き、感謝の念を忘れない。
脱衣着衣の介助も
脱がすではなく、脱いで頂く。
着せるではなく、着て頂く。
その際に介助するなら
そっと手を添える程度の心構えで
手元はしっかりと介助していても
そこはさり気なく……ってこと。
要するに、座って頂く際に後ろ腰に手を添えるのは
『少し、パジャマの裾を失礼致します』と声掛け
ほんのちょこっとたくし上げるようなそぶりで
座る際に、身体がドンッと後ろの倒れないように
また、お尻が便座に強い衝撃を避ける為に
―――――さり気なく、手を添える。
立ち上がる際も
『ゆっくりと、お立ち頂けますか?』と声掛け
皮膚の状態やら拭き上げ部分の確認に
排泄物の状態(健康)チェックをしながら
前から羞恥部分を覗かないプライバシーの配慮、
立ち上がる際の膝の負担を軽減させる為に
―――――――後ろ腰に手を添える。
勿論、さり気なくね。
更に言えば、
その際にさり気なく、
右手は羞恥部分を隠しているタオルをそっと外し、
ご利用者様がご自身で上げられる部分を
サッとたくしあげられるように外す事も忘れない。
タオルがあったままでは
ズボンが上げられないもんね。
前から見られていなくても、
実際はお尻部分を見られている訳で
それさえもきっと羞恥なワケだから
お尻部分を確認するのもサッとなんだけど、
それ以上にきっと、
前の羞恥部分は隠したい筈だからね。
ヘルパーにズボンを上げて貰うのではなく
きっと、出来る事ならご自身で上げたいだろうし。
『介護の世界は奥深い』
そう思えた1日でした。
如何でしたか?
気分を害した方がいらっしゃったら、ごめんなさい。
けれど、誰でも
多少なりともいつかは訪れるであろう世界。
そんな日常を仕事の場にしているので
かなり話がヒートしちゃいましたね(笑)
次頁からは恐らく、
またいつもみたいなゆるーいトークになる……筈(笑)
ではでは、素敵な連休をお過ごし下さい♪
蓮条
追記:今日から執筆専念です♪