蓮華亭へようこそ


「俺はコレがいい」

「ふぇっ?んッ!!/////」


俺は薄く色づいた桜色の小さな唇にキスを落とす。

両手が塞がっている杏花は身じろぐ事さえ出来ず、

軽く啄む俺のキスに成すがまま。


角度を変え、甘噛みし

次第に深い口づけになってゆくと

徐々に彼女の肩が小さく上下し始めた。


フッ、斗賀もいる事だし

今日のところはこの辺にしておくか。



ベビーベッドに横たわる斗賀とバチッと目が合い、

何故か、喧嘩を売られた気がした。


愛息子がライバルだなんて……。



ここは仕方なく貸してやる。

今だけだからな?


「ちょっと、要っ////」


俺は杏花の胸に顔を埋めて甘い香りを吸い込む。

そんな俺の行動に恥ずかしそうに頬を染める杏花。


俺はゆっくりを上体を起こして、

愛息子・斗賀をチラ見し、心の中で語りかける。


『ココはパパだけのモノだからな?』


そう牽制するかのように、

俺は再び杏花の唇を甘く塞いだ。



~FIN~


蓮条の誕生日祝いメッセージ、誠に有難うございました。

ほんのワンシーンですが、甘く幸せなひと時を贈らせて頂きます。


皆様にとっても素敵な1年になりますように……。


蓮条 拝





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