運命~きっと大丈夫~

運命の日

「おはよ~乙葉。」


「おはよ~♡」



「ねぇねぇ!昨日のテレビみた?」



「みたみた!」



「私、見逃した~」



「面白かったよ!!!」



「うんうん☆面白かった」






いつもの会話。いつもの朝。

でも私の運命を変えるタイムリミットは

始まってしまった。

それは、朝休みが終わる5分前くらいの

ことだった。




「ヤバイヤバイ!うち、すごい事聴いちゃった」

結菜ちゃんが言った。

「なになに?」

この時の、私はバレたかバレてないか半信半疑だった

「う~んとね・・・乙葉ちゃんと美希は聴かない方がいい。

乙葉ちゃんは平気だけど美希はショック受ける」

「じゃあ、きかせてよ~」

意地でも知りたくなってきた。でも怖い。

総真・・・

結局、私と美希は教えてもらえず、

結菜ちゃんの話を聴いたのは

6人だった。

チャイムが鳴って、授業が始まって

気になって仕方がない。
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