運命~きっと大丈夫~

私は、いじめられっ子?

6年の5月、GW中に


かなちゃんと愛音と遊んだ。


愛音ん家におジャまして


かなちゃんが、交換ノートを手にとった。


愛音に気づかれないように


ノートを見ると


「乙葉嫌い軍団のみんなぁ!

乙の失恋を願って~~~いじめましょ~

乙葉ちゃーん、死んでね!」


って・・・。思わず涙が溢れてきた。


人前では泣かなかった。


美希のことでは、絶対に。




でも・・・こればかりは、



我慢できなかった。





かなちゃんが


「愛音さ!美希と一緒になって乙ちゃんの悪口


書いてたの?! 最低な行為だよ」


って注意してくれた。




「こんなの書いた覚えないよ!」




「違う!なんで美希に合わせてたかって聞いてるの!


乙葉ちゃんかわいそうじゃん!」





かなちゃん・・・ありがとう。



「愛音!最低・・・・・」



「はぁー?なんでー?」



?!なんでって!!おかしい。


人に罪をなすりつけているだけじゃん!



「帰る」




私は荷物をとって家に帰ろうとした



「待って」


愛音が真剣な表情で

真剣な声で私を呼び止めた。


「携帯借りるね。美希にいう。」



「もう、やめようよ。

交換ノートのこと。これ、イジメになるよね
もう絶対やめよ。


神友からのお願い、聴いてくれる?」



「なにそれ!そっちが始めたんでしょ!

うちはそっちに合わせてた。」



「ふたりでやったじゃん!
もうやめよって・・・」



「そんなこと言い続けるなら

嫌うよ?!」


「どうぞ嫌ってください」




< 29 / 34 >

この作品をシェア

pagetop