スリル

『お前興奮しすぎだって(笑)』

幸太郎が笑う


『あたんまえだろ！よし！予想しようぜ！』


そういって光弘が紙に赤ペンで丸をつけていた、

『この長田って選手いいんだぜ、昨日から連勝してるしよ、地元にもつよいし、モーターもでてる！しかも１コース、完璧だろ！んで一着は長田できまりだなー！』


自信をもって光弘が答える


いや、そんな甘くない、幸太郎はそう感づく、

スタート展示をみる限り長田はそこまで飛び抜けてはなかった、

だが幸太郎が目をつけたのが、6コースの今井、スタート展示、周回展示ともに完璧に近いと思った、


『俺、今井を一着にするよ』


『は？おまえ！配当に欲かられすぎだよ！ちゃんと狙っていこうぜ、』


『いや、おれは今井を一着にもってくる、ここは6.1の２連単だとおもう、』


『まぁ、幸太郎がええならいいけどなー(笑)それ万舟券やろ(笑)おれは1.2.3.と1.3.2を100円づつ賭けるよ(笑)』


『なら俺は6.1の２連単に200円賭けるよ』


『200円かよ(笑)まぁ時間ないから賭けにいこうぜ！』


そして二人とも、決断して賭けることにした