恋音の葉〈短編〉



わたしは少し顔を曇らせた。


嫌なことでもあった……?


って聞きたいけど、言葉はいつも喉で止まって。


話でも聞いてあげたいけど、言いたくないんじゃないかとか、そんな思考がぐるぐる回って。




聞けないよ。


わたしは小心者だから。


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